2008年11月7日金曜日

恐るべし仕組預金

こんにちは(-^□^-)
シカゴ日経平均先物が8,370円で終わり、本日午前中の日経平均は予想どおり8,300円を目指して動きました。
午後に入り、若干強めの状態が続いています。
二番底となってくれることを祈ります。


株式相場のボラティリティは若干落ち着きを取り戻していますが、為替は相変わらずの円高です。
今回の為替相場の振れで、一番大きなショックを受けているのは、仕組預金を買っている一般個人層ではないでしょうか。


仕組預金とは、円で預金しますが、ある外貨通貨に対してある水準まで円高が進むと、満期時に円ではなくその外貨通貨でキャッシュが戻ってくるという商品です。
通常の円預金よりも利回りが高く、4~5年前から人気でした。


特に豪ドルやNZドル建ての仕組預金は、その高金利から大人気で、一般個人層に大人気でした。
ところが、今回の金融危機により、一気に円高が進行。
今日このブログを書いている時点で、1米ドル=97円、1ユーロ=124円、1豪ドル=65円、1NZドル=57円です。
仕組預金を買っているほとんどの人がノックインしているはずです。


満期時に手元に還ってくるのは外貨です。
しかも、預金開始時の為替レートにより換算された外貨が還ってきます。
還ってきた時の為替レートで円換算すると、元本割れしている場合があります。現状の為替水準であれば、間違いなく元本割れでしょう。


仕組預金を買っている方で、この状況に気が付いている人がどれほどいることでしょう。
商品の内容もあまり理解せずに仕組預金に預金をシフトしている人もいるはずです。
満期を迎え、手元にキャッシュが還ってきたときに、それが円ではなく外貨で、初めて気が付くという人もいるでしょう。
仕組は理解していたが、満期を迎え、手元にキャッシュが帰ってきた時に、初めてそのリスクを本当に理解するという人も出てくるでしょう。


長期的に見ると、為替は必ず変動するので、損を埋められる場面も出てくるでしょう。
その通貨のまま運用することができるので、運用益により、その損を縮小していくこともできるでしょう。


問題は、その仕組みやリスクを本当に理解していたかということです。
仕組が分からないものや、リスクの把握ができないもの、そのリスクが実現してしまった時に自分で対応策を考えることができないものには投資してはならないのです。


対応策としては、為替で負けているので、外貨のまま置いておくということが考えられます。
外貨のまま置いておいて、外貨で運用する。
あるいは、外貨をそのまま使ってしまうということが考えられます。


外貨のまま運用する場合、その外貨を保管してある金融機関に、良い商品があるか否かということが問題になります。
なにもなければ、そのまま外貨預金ということになります。
運よく為替差益を得ることができた場合には、雑所得課税で、他の所得と合算して課税されます。


外債を買うことができれば、外貨預金より外債のほうが良いでしょう。
外貨預金よりも金利が高く、売却益は非課税だからです。


外貨の金額によっては(大きいほうがメリットが出る)、証券口座へ外貨送金するのも良いでしょう。
外貨送金の際に、ちょっと高めの送金手数料がかかりますが、証券口座に移せば、外貨建てMMFでの運用が可能となります。
流動性を確保しつつ、外貨預金よりも高い利回りで運用することが可能です。しかも売却益は非課税です。
証券口座が良いのは、円転の際の手数料が外貨預金にくらべてはるかに安いからです。
外貨そのものが少額であれば、外貨預金口座から証券口座へ送金する際の送金手数料が大きくなってしまい、円転の際の有利さくらいではカバーできません。
大きな額になれば、送金手数料自体は額の大小に左右されない金融機関が多いので、円転の際の有利さでカバーできる可能性があります。


外貨をそのまま外貨で使ってしまうという選択肢があります。
このときは、どの金融機関で口座を持っているかに大きく左右されます。


国内の一般の銀行では、外貨をキャッシュで引き出すと、手数料がかかります。たとえば、某M銀行は1米ドルあたり1円80銭の手数料がかかります。
某H銀行では、1米ドルあたり2円、1ユーロ当たり6円の手数料が必要です。自分のお金を引き出すだけなのに、洒落にならない高さです。
しかも、多くの銀行が米ドルのみか、米ドルに加えてユーロが取り扱える程度です。
メガバンクでも支店によって、取り扱える通貨が異なります。地方の支店は、ほとんどが米ドルのみです。


ところが、某S銀行では、国内窓口と国内ATMでは外貨キャッシュの引き出しができないものの、外国現地では現地ATMから現地通貨を引き出すことができます。このときの手数料は無料です。
某C銀行でも、やはり外国の現地ATMで現地通貨を引き出すことができ、その時の手数料は1回あたり200円です。
どうせ銀行で外貨預金を買うのであれば、こういう銀行を最初から選択しておくほうが有利と言えます。


まとめると、外貨投資は証券口座を利用するのが良いという結論です。
円から外貨、外貨から円へ転換する際の手数料がまず違います。外貨から外貨へスイッチングする際の手数料も証券口座のほうが有利です。
外貨建MMFは利回りと流動性の面、税制面で、外貨預金より優れています。
外債も証券会社のほうが玉が豊富です。
仕組預金を買うのなら、公募仕組債を買えば良いのです。
銀行からの外貨送金は数千円から一万円弱ほどかかりますが、証券口座からの外貨送金は2~3千円ほどの送金手数料で済みます。
外国で使う時には、現地引き出しOKな銀行口座へ送金しておけば良いのです。
ま、外国ではクレジットカードを利用するほうが一般的ですが…。


ということで、もっと証券口座を活用してみましょう!!

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