2009年1月23日金曜日

日本版サブプライムローン問題・・・みたいな・・・

こんにちは(^-^)/
昨日、ソニーが希望退職を募るという報道がありました。


連日、派遣社員や契約社員の削減、正社員の削減、賃金カットなど雇用環境悪化が報道されています。
このような雇用環境悪化は、例えば、金融機関の財務内容を悪化させ、更なる景気悪化を招く可能性があります。


多くの労働者が住宅ローンを抱えています。
この住宅ローンは、日本版サブプライムローンとも呼ぶべき影響力を秘めています。


バブル崩壊後、金融機関は法人への融資を抑え、個人の住宅ローンを推進しました。第二地銀や信金は、借入負担能力が高くない人へも積極的に住宅ローンを売りました。
政府も住宅ローン控除を用意し、住宅ローンを推奨しました。
歴史的低金利が長く続き、低金利時こそ住宅取得のチャンスといったキャンペーンも打たれました。


このような状況下で、多くの労働者が住宅ローンを組みました。
将来、少なくとも今と同じ水準の給与が維持されると考えて、出るか出ないか分からないボーナスを出るものと考えて、あまり余裕のない資金繰りのなかで住宅ローンを組みました。


職を失えば、収入が途絶えます。貯えが尽きれば、住宅ローンを返済するのは困難です。
職を失わないまでも、賃金が1割~3割カットになれば、住宅ローンの負担がより重く感じられるようになるでしょう。
住宅ローンを日本版サブプライムローンと呼ぶ理由です。


雇用環境の悪化に加えて、金利が上がれば、さらに負担が重くなります。
自己破産を選択する人もいるかもしれません。
金利が上昇すればどれくらいの影響がでるのか、確認してみましょう。


住宅ローン借入条件は次のとおりとします。
借入金 3,000万円
返済方法 元利均等(ほとんどの人が元利均等で住宅ローンを組んでいます。本当は元金均等のほうが有利なのに・・・。ボーナス時返済額増加は無しと仮定。)
返済期間 35年間
金利タイプ 固定(比較のため、3年経過後金利が一度変動すると仮定。)


まず、金利1%で借りた場合。
支払利息を合わせた毎月の返済額は、84,685円。
支払利息を合わせた総返済額は、3,557万円。


次に、金利1%でスタートし、3年経過後に金利が2%に上昇した場合。
1年目から3年目までの毎月の返済額は、84,685円。
4年目以降の毎月の返済額は、98,144円。13,459円増加します。
返済総額は、4,074万円。517万円も増加します。
車が買えます車


さらに、金利1%でスタートし、3年経過後に金利が3%に上昇した場合。
1年目から3年目までの毎月の返済額は、84,685円。
4年目以降の毎月の返済額は、112,785円。28,100円も増加します。
食費を減らす、貯金の額を減らす、子供の習い事を減らす、奥さんがパートにでるなど、生活を変えることを考える必要が出てきますガーン
返済総額は、4,636万円。1,079万円も増加します。
地方なら、中古の1戸建てが買えます家


金利が0.1%上昇するだけでも、返済総額は約50万円増加します。
ボーナス1回分が飛んでしまいます。


恐るべし、金利上昇ドクロ


現状は、デフレが心配されています。
しかし、中長期的にはインフレを予測する人も多くいます。
インフレになれば、金利が上昇します。
雇用環境が悪化した中で、金利が上昇すれば、日本版サブプライムローン問題は本格化し、銀行はより多くの不良債権を抱えることになるでしょう。


これに消費税と所得税の増税が追い打ちをかけます。
近い将来予定されている消費税と所得税の増税は、サラリーマン家庭の可処分所得を圧縮させる効果があります。より借入返済が苦しくなります。


毎日、ものすごい数の倒産情報が届きます。
法人の倒産により、銀行はまず直接的な影響を受けているはずです。
そして、その倒産企業に勤めるサラリーマン家庭が、住宅ローンを負担できなくなると、さらに銀行は大きな影響を受けることになります。


結果的に、銀行再編が加速するでしょう。
数年のうちに地銀の数は、かなり整理されるでしょう。


現在、住宅購入を検討している人がいれば、慎重な検討をお勧めします。
住宅が欲しいという気持は分からなくはありません。
中古ではだめですか?
今でないとだめですか?不動産価格はもっと下がるかも知れませんよ・・・。
大きい金額の買い物をするとき、冷静な判断ができなくなることがあります。
背伸びせず、無理のない計画をお勧めします。


今回、ご紹介した金利のシミュレーションですが、住宅保証機構の住宅ローンシミュレーション
というサイトで試算を行いました。
いろいろなシミュレーションができるサイトです。
住宅購入を検討中の方は、一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

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