2009年1月7日水曜日

人財

遅ればせながら…
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
今年もクライアント企業様の本質的財務体力を高めるお手伝いが少しでもできるよう、大変微力ですが、尽力してまいりたいと思います。


さて、本日の日経新聞に「トヨタ、2―3月創業追加休止」という衝撃的な記事が掲載されています。
国内全12工場で2、3月に追加の操業休日日を設けるそうですが、なんと一部の休日は賃金を支払わない「完全休業日」にするとのこと。
労組との交渉の結論はでていないそうですが、なんということでしょう。このような事態を誰が想像できたでしょうか。


そして、その紙面を一枚めくると、「立ち向かう経営」という記事が掲載されています。
「トヨタ、人を育て続ける」という見出しです。
「人を育て続ける営々たる努力がトヨタを今日のトヨタならしめたと言える。未曽有の危機を乗り切るために人材育成の手は緩められない。」
大分省略しましたが、こんな内容です。


本日、弊社の新しいお客様のところへお邪魔しました。
ニッチな分野の製造業で好業績を続けておられる企業です。しかしながら今年はまったく先が読めず、こんなことは今まで経験したことがないとのこと。
創業者の方のお話しをお伺いすることができました。


中国に比べると、製造分野の品質では日本製が優れていると、一般的には思われているが、それは誤り。
品質は、マニュアル化ができさえすれば、すぐに向上する。
しかも工場ラインに人海戦術的に配置される品質管理担当者。
中国のモノ作りの現場のレベルは激しい勢いで向上しており、日本に優位性があるとは言えない。
現地工場見学では、震える思いがした。


さらにお話しは続きます。


新しいアイデアで、高付加価値製品を作り出すことが必要(実際に作り出しています)。
そのためには「人」が大事。
当社だけではなく、当社の下請け企業の従業員のことも考えなければならない。
人は切ってはならない。
切った人は二度と戻ってこない。


深いです。
法人化してから30年を超えています。おそらく御商売を始めてから40年は過ぎているのではないでしょうか。
様々なご経験から出たお言葉。
僕も震える思いがしました。


本日の日経新聞を先ほどの紙面からさらに一枚めくってみると、「200年企業番外編」が掲載されています。
「『三井』、人材こそ財産に」という見出しです。
危機的状況を切り抜けるためには、やはり「人財」が重要ということのようです。


トヨタは「完全休業」でも、工場閉鎖や解雇をしたわけではありません。
僕は、トヨタの政策が正しいのかそうでないのか分かりません。労働基準法が壁になり、解雇したいけどできないだけなのかもしれません。
「完全休業」は、人財を守るためのトヨタなりの苦渋の選択なのかなぁ…なんて考えたりしています。


本日お邪魔した新しいお客様企業には、ある特徴があります。
株主が多いのです。
一般の中小零細企業は、株主がオーナー一族を中心に少人数の株主で構成されています。
ところが、本日お邪魔した新しいお客様企業の株主は従業員が多いのです。相続対策なんかではありません。
経営に積極的に係わって欲しいという創業者の意図によるものだそうです。
関連会社の設立時には、従業員株主希望者が殺到したそうです。


売れもしない非上場企業株式を従業員が持ちたがるなど、滅多にある話しではありません。
会社と従業員との信頼関係が伝わってきます。


お会いする経営者のすべての方が、「こんなことは初めてだ」と現在の状況をお話しになります。
この困難な状況を乗り切るための人財確保のお手伝いが少しでもできるよう、大変微力ですが、尽力してまいりたいと思います。

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